生きと死に
- かたまりの中に、相手が打てない穴があります。これを目と言います。この黒には、a と b の2つの目があります。
- 白が a に打とうとしても、白石の呼吸点はゼロ。しかも黒には b の呼吸点が残っているので、取ることもできません。着手禁止点です。
- b も同じです。2つの目は、どちらも白の着手禁止点。だからこの黒は、外をいくらふさがれても二度と取られません。これを二眼で生きている、と言います。
- 今度は、目が1つしかない黒です。呼吸点は、目の a と外の b の2つ。
- 白が外の b をふさぎます。残る呼吸点は、目の a だけになりました。
- 白が a に打つと、白石の呼吸点はゼロ。でも黒を取れるので打てます(D の例外)。黒3子が取られました。
- 目が1つでは生きられない。外を全部ふさがれたあと、最後に目に打たれて取られるからです。
- 見た目は目が2つでも、生きていないことがあります。この黒には、a と b の2つの目があるように見えます。
- ところが、a のとなりの左の黒1子は、本体とつながっていません。白が隅に打つと、この1子はアタリになります。
- 黒が a につないで助けると、本体の呼吸点は b の1つだけになってしまいます。
- 白が b に打って、黒をまとめて取りました。つながずに放っておいても、白に a で左の1子を取られ、やはり本当の目は b の1つだけ。a は目に見えて目ではなかった。これを欠け眼と言います。
- 目の数は見た目ではなく、本当に打てない穴がいくつあるかで決まります。ここで経験の差が出ます。
- 黒が囲んだ左下の隅(9つの点)に、白の1子が残っています。この場所は、まだ黒の地と言えるでしょうか。
- まわりは黒の壁で、中は3×3の9点しかありません。白がどう受けても、ここで2つの目を作ることはできず、黒がその気になれば取れます。こういう石を死に石と言います。
- 対局が終わったら、2人で「この石は死んでいる」と確かめて、そのまま取り上げます。わざわざ打って取る必要はありません。
- だから、死に石があっても黒地は黒地のまま。日本ルールでは、取り上げた白1子で白の地を1つ埋めます。