コラム 隅の曲がり四目
- 最後に、ルールが抱えている例外を1つだけ。隅の白7子の中に、黒3子がいます。空いているのは a と b の2点だけです。
- 黒が b に打ちました。黒4子の呼吸点は a だけです。
- 白は a で黒4子を取れます。白の中に、曲がった形に並んだ4つの空点が残りました。これが曲がり四目です。
- ここから黒が打ち込むと、コウになります。打ち進めれば、コウ立ての多い方が勝つ形です。
- ところが日本ルールでは、最初の形のまま終局すると、白7子が死に石、黒3子が活き石とされています(日本囲碁規約の死活確認例)。
- 理由は、対局が止まったあとの死活確認では、同じコウを取り返せないという特則(第七条2項)。この手順で確かめると、白は生き残れないのです。実戦で出会うことはまれですが、ルールがこういう例外を抱えていることは、知っておいてよいでしょう。