Step 2 運転資本
運転資本の増減を振り分ける
字幕の全文
- この動画では、前の動画で作った年次推移表から、CF精算表を作ります。
- 残高の増減を、キャッシュフロー計算書のどの行の動きかで、列に振り分けるのは、設立のときと同じです。
- 違うのは、営業活動の列が、税引前利益の一列から、七列に増えることです。
- ゴールは、今回も、三つのチェックが、すべてゼロになることです。
- 三つ目のExcel、CF精算表を開きます。
- 科目は、普通預金から繰越利益剰余金まで、十二行に増えました。
- 期首残高は、初年度なので、今回もすべてゼロです。
- 期末残高は、年次推移表から、科目名で探して持ってきます。
- 同じ形の数式で、十二の科目の期末残高が入りました。
- 増減は、資産なら期末から期首を、負債と純資産なら、期首から期末を引きます。
- このため、売掛金や在庫の増加はプラス、買掛金や未払消費税の増加は、マイナスになります。
- ここからが中心で、増減を、右の列に振り分けます。
- 売掛金とクレジット売掛金は、売上債権の増減額の列です。
- 繰越商品は、棚卸資産の増減額の列です。
- 買掛金は、仕入債務の増減額の列です。
- 未払消費税と仮受消費税は、未払消費税等の増減額の列です。
- 仮払消費税は、未収消費税等の列ですが、年末に相殺して残高が無いので、今回はゼロです。
- どれも、増減の欄を、そのまま移す数式です。
- 普通預金は、設立のときと同じく、現金及び預金の振替の列へ移します。
- 資本金と資本準備金も、同じく、株式の発行による収入の列です。
- 残るのは、繰越利益剰余金の行です。
- 増減のうち、税引前当期純利益の分を、一番左の列に入れます。
- 年次推移表の、税引前当期純利益に、マイナス一を掛けて、増減と同じ向きにそろえます。
- ここで、法人税を見ておきます。
- 税金のシートでは、税引前当期純利益に、実効税率30パーセントを掛けて、法人税等を出します。
- 一年目は、2,773,500円で、年末に費用として計上します。
- 支払いは、決算から二か月後の、翌年の二月末です。
- 仕訳でも、年末に未払法人税等を立てて、翌年の二月に支払っています。
- 今期は払っていないので、法人税等の支払額は、ゼロになるはずです。
- CF精算表に戻って、法人税等の支払額の列を見ます。
- 繰越利益剰余金の行には、損益計算書の法人税等を、プラスで入れます。
- 未払法人税等の行には、増えた分が、マイナスで入ります。
- 二つを足すとゼロで、今期に払った法人税は、ゼロと分かります。
- 一番右の合計の列は、増減から、振り分けた金額の合計を引いたものです。
- この数式を下へコピーすると、どの行もゼロになります。
- 十九行目は列ごとの合計で、増減の合計も、合計の列の合計も、ゼロです。
- 下半分が、キャッシュフロー計算書です。
- 税引前当期純利益の、9,245,001円から始まります。
- 売上債権の増加で、1,607,650円を引き、在庫の増加で、335,850円を引きます。
- 買掛金の増加で、3,025,440円を足し、未払消費税の増加で、890,700円を足します。
- 法人税等の支払額はゼロで、営業活動によるキャッシュ・フローは、11,217,641円です。
- 財務活動の300万円を足して、現金の増加額は、14,217,641円です。
- 期首はゼロなので、期末の残高も、同じ金額です。
- 最後のチェックは、この期末残高と、普通預金の期末残高との差です。
- ゼロになったので、三つ目のチェックも、通りました。
- まとめです。
- 利益は9,245,001円、営業活動によるキャッシュ・フローは、11,217,641円でした。
- 売掛金と在庫が増えた分は、現金を減らし、買掛金と未払の税金が増えた分は、現金を増やします。
- この会社は、支払いを後にできている分だけ、利益より多くの現金が残りました。
- チェックは、三つともゼロになっています。
- この画面と同じ三つのブックを、ダウンロードできるようにしてあります。