Step 2 運転資本

運転資本の増減を振り分ける

字幕の全文

  1. この動画では、前の動画で作った年次推移表から、CF精算表を作ります。
  2. 残高の増減を、キャッシュフロー計算書のどの行の動きかで、列に振り分けるのは、設立のときと同じです。
  3. 違うのは、営業活動の列が、税引前利益の一列から、七列に増えることです。
  4. ゴールは、今回も、三つのチェックが、すべてゼロになることです。
  5. 三つ目のExcel、CF精算表を開きます。
  6. 科目は、普通預金から繰越利益剰余金まで、十二行に増えました。
  7. 期首残高は、初年度なので、今回もすべてゼロです。
  8. 期末残高は、年次推移表から、科目名で探して持ってきます。
  9. 同じ形の数式で、十二の科目の期末残高が入りました。
  10. 増減は、資産なら期末から期首を、負債と純資産なら、期首から期末を引きます。
  11. このため、売掛金や在庫の増加はプラス、買掛金や未払消費税の増加は、マイナスになります。
  12. ここからが中心で、増減を、右の列に振り分けます。
  13. 売掛金とクレジット売掛金は、売上債権の増減額の列です。
  14. 繰越商品は、棚卸資産の増減額の列です。
  15. 買掛金は、仕入債務の増減額の列です。
  16. 未払消費税と仮受消費税は、未払消費税等の増減額の列です。
  17. 仮払消費税は、未収消費税等の列ですが、年末に相殺して残高が無いので、今回はゼロです。
  18. どれも、増減の欄を、そのまま移す数式です。
  19. 普通預金は、設立のときと同じく、現金及び預金の振替の列へ移します。
  20. 資本金と資本準備金も、同じく、株式の発行による収入の列です。
  21. 残るのは、繰越利益剰余金の行です。
  22. 増減のうち、税引前当期純利益の分を、一番左の列に入れます。
  23. 年次推移表の、税引前当期純利益に、マイナス一を掛けて、増減と同じ向きにそろえます。
  24. ここで、法人税を見ておきます。
  25. 税金のシートでは、税引前当期純利益に、実効税率30パーセントを掛けて、法人税等を出します。
  26. 一年目は、2,773,500円で、年末に費用として計上します。
  27. 支払いは、決算から二か月後の、翌年の二月末です。
  28. 仕訳でも、年末に未払法人税等を立てて、翌年の二月に支払っています。
  29. 今期は払っていないので、法人税等の支払額は、ゼロになるはずです。
  30. CF精算表に戻って、法人税等の支払額の列を見ます。
  31. 繰越利益剰余金の行には、損益計算書の法人税等を、プラスで入れます。
  32. 未払法人税等の行には、増えた分が、マイナスで入ります。
  33. 二つを足すとゼロで、今期に払った法人税は、ゼロと分かります。
  34. 一番右の合計の列は、増減から、振り分けた金額の合計を引いたものです。
  35. この数式を下へコピーすると、どの行もゼロになります。
  36. 十九行目は列ごとの合計で、増減の合計も、合計の列の合計も、ゼロです。
  37. 下半分が、キャッシュフロー計算書です。
  38. 税引前当期純利益の、9,245,001円から始まります。
  39. 売上債権の増加で、1,607,650円を引き、在庫の増加で、335,850円を引きます。
  40. 買掛金の増加で、3,025,440円を足し、未払消費税の増加で、890,700円を足します。
  41. 法人税等の支払額はゼロで、営業活動によるキャッシュ・フローは、11,217,641円です。
  42. 財務活動の300万円を足して、現金の増加額は、14,217,641円です。
  43. 期首はゼロなので、期末の残高も、同じ金額です。
  44. 最後のチェックは、この期末残高と、普通預金の期末残高との差です。
  45. ゼロになったので、三つ目のチェックも、通りました。
  46. まとめです。
  47. 利益は9,245,001円、営業活動によるキャッシュ・フローは、11,217,641円でした。
  48. 売掛金と在庫が増えた分は、現金を減らし、買掛金と未払の税金が増えた分は、現金を増やします。
  49. この会社は、支払いを後にできている分だけ、利益より多くの現金が残りました。
  50. チェックは、三つともゼロになっています。
  51. この画面と同じ三つのブックを、ダウンロードできるようにしてあります。